動物パズル 開発編1

Toys for SAKURAはここから始まった

それほどオーバーなものではないのですが、そもそもこのブランディングを始めようと思ったきっかけはここからなんです。たまたま娘のためにイラストを描いていたところ、妻や学生たちからの評判が良くって、単純な私はそれを真に受けて「商品化できるかも」と思ったのが最初でした。
その時描いたのがこの絵でした。

12 animals for Sakura 2017

先日これが鹿児島大学の職務発明等に認定され大学側への権利承継が決定しました。簡単に言うと大学のものになったということです。更に大学側が特許庁に申請したので、「現在意匠登録中」という状態になったので、公開しても影響がない状態になり、晴れてブログに公開できるようになりました。随分掛かりました・・。
このイラストを使って何か出来ないかなと考えた結果がパズルで、当時和田研究室に導入したばかりのfabool laser miniで作れるかなと楽観的に考えておりました。
fabool laser miniで出力するためにトレースしたものがこちらです。

こんな感じですっきりしました。

ただ甘かったのは私の持っているレーザー加工機では全くパワー不足で材料をカットできないという事が判明し、サンプル作りの為に色々と奔走する羽目に・・。都合が良いことに大学内の某所(ご迷惑をお掛けするので場所は伏せさせて下さい)が所有する加工機を使用させてもらいその結果仕上がったのがこちら、

12 Animals for SAKURA ver 1.0

モデル(笑)さんに使ってもらった検証動画です。実験的に着色バージョンを使っています。

この実験で色々分かったことがあったのでその報告は次回いたします。

接着材 天然接着剤 匠のサンプルが届いた

天然由来の接着材として色々探していたのですが、膠(にかわ)を原料とする接着剤に目をつけました。
http://u-oil.jp/cms/wp-content/uploads/2016/05/natural_adhesive_takumi.pdf
株式会社シオン様の天然接着剤 匠と呼ばれるもので、材料は膠(にかわ)、木酢液、ひば水、米油、木質セルロースと全て天然で安心できそうです。
と言うことで早速サンプルを送ってもらいました。

今日届いたサンプル
このような状態で入っていました。

中身はというと、すごく粘性の高いゼリー状で、木の焦げた匂いがしてます。私は大丈夫なんですが、ちょっと気になる人もいるかもしれないですね。乾燥後に匂いがなければ全く問題ないのでしょうが・・。後、特徴としては、1年以内であれば何度でも湯煎による軟化と乾燥による硬化を行えるということでしょうか。お風呂で使うと剥がれちゃうってことですね。これは気をつけないといけないですね。

匠の中身。かなりの粘性と独特の焦げた匂いがします

使用感に関してはまた後日投稿いたします。